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【つみたてNISA】全世界株式系ファンドの決め方【オルカン・雪だるま・楽天VT・SBI・V・全世界株式】

全世界株式系ファンドの決め方

楽天証券のつみたてNISAで、全世界株式を積み立てようと考え、
色々比較してeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に決めました。
その際の決めた経緯ついて、内容をシェアしたいと思います。

  1. ファンドとパフォーマンスを知ろう
  2. ファンドを比較して決断しよう
  3. 常により良いものを選べる知恵をつけよう

全世界株式系ファンドを比較する

ファンドとパフォーマンスを調べよう

私自身、2021年の2月から投資信託をはじめた身なので大口は叩けないのですが、
確認しておいた方がいいものを列挙します。

ベンチマーク

ベンチマークとはインデックス投資の目標になる、
S&P500とか日経平均とかNASDAQとか、
その市場の平均株価の事です。

全世界株式では2種類あります。

2022/05 時点 MSCI ACWI FTSE Global All Cap
構成銘柄数 約2800 約9000
構成国数 47ヶ国 47ヶ国
時価総額カバー率 約85% 約98%

FTSE Global All Capの方が中小株もカバーしているため広域に分散できますね。
本来はベンチマークが同じものが比較対象になりますが、
投資方針が被るので比較対象になると思います。

信託報酬

低い方が良いです。
つみたてNISAの場合は、利回り−信託報酬が実質利回りになります。

リターン

高い方が良いです。
どれくらい価値が上がったかの利回りです。

シャープレシオ

高い方が良いです。
投資効率のことで、リスクに対してリターンがどれくらい超過したかを表します。

トラッキングエラー

低い方が良いです。
ベンチマークとの乖離を表します。

信託報酬とパフォーマンスを比較しよう

全世界株式系ファンド比較表を作成してみました。

2022/05時点
1年の実績
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) SBI・全世界株式インデックス・ファン(雪だるま) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT) SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
ベンチマーク MSCI ACWI FTSE Global All Cap FTSE Global All Cap FTSE Global All Cap
信託報酬 0.1144% 0.1102% 0.202% 0.1338%
リターン 12.17 10.22 10.48
シャープレシオ 0.83 0.71 0.72
トラッキングエラー 4.26 4.50 4.61

パフォーマンスを比べると色々明確になってきますね。
※SBI・V・全世界株式はまだ新しく実績がありませんでした。

 

ファンドを選ぼう

比較する内容を考える

リターンシャープレシオについては、
投資方針を考えてある程度予測きてると思いますし、
諸々あっての結果なので、期待の利回りになっているかの確認程度かなと思います。

一方、インデックス投資で必ず判断材料にしたいのが、
信託報酬トラッキングエラーです。

インデックス投資においては、信託報酬はただのコストです。
高いからといって高いリターンが期待できるものでもないので、
低い=正解!の認識で問題ないと思います。
(パフォーマンス全体しっかり見る事前提です)
長い間発生するランニングコストですのでしっかり確認したいですね。

そしてトラッキングエラーですが、
ベンチマークと乖離が出ないように運用するファンドの品質です。
インデックス投資をするということは、
長期で右肩上がりを期待しているという事だと思いますので、
ベンチマークにしっかりついていくファンドを選びたいです。

そして結論へ、、、

信託報酬では楽天VTが抜けて高いです。
いつか変わるかもしれませんが、ずっと0.1%近いの差が続くのは勿体ないです。

またトラッキングエラーを見ると、
雪だるまと楽天VTは横並び、ACWIのオルカンだけ抜けて低いです。
多い銘柄を売買するせいなのか、FTSE系のエラーが大きいです。

トラッキングエラーだとオルカン
分散を考えるとFTSEの雪だるまも捨てがたいので、この2択で悩みましたが、
実質コストに繋がるトラッキングエラーが低い方を優先に選択することにしました。

以上から、私はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選びました。
未来には信託報酬やパフォーマンス変わってるかもしれませんし、
もっと良いファンドが出てくることもあると思いますが、
その時々でベストを選択することが、確実に言える正解だと思います。

 

まとめ

素人見解ですが、様々な軸のインデックス投資に共通して使える決め方だと思います。

私自身、散々迷って悩んで嫌になってきた経験がありますので、
インデックス投資で悩まれている方の決断の参考になれば幸いです。
ファンドはちゃっちゃと決めちゃいましょう。(無責任)

 

以上、みなさんの人生の判断材料となれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。