お仕事頑張ってますか?
私は頑張ってません。
え、けしからん?
良いんです、だってみんなが頑張ってくれてるから!
仕事の楽しさやニーズを見つけ出してもらったら、
自発的な業務改善のサイクルが出来上がりましたので、その経験をシェアします。
- 複雑なオペレーションはボトムアップが良い
- ボトムアップはやりがいに繋がりやすい
- やりがいがあれば自ら回っていく
トップダウンなチーム
部下の仕事に満足してますか?
みなさんは部下に何を求めるかというと、
”期待する仕事をこなす事”だと思いますが、
「もうちょっと考えてほしいな、、、」
「あれ、ここまでやって欲しかったのに、、、」
などなど、思ったより動いてくれなくて上手くいかないこともあるかと思います。
うまくいかないトップダウンなチーム
前任者の影響もあって、私の職場でも以前は受け身な人が多く、
私で段取りまで決めて、指示を出してやっと動いてもらうことが多かったです。
やっと決めた取り組みも、現場とアンマッチとなってしまい、
逆にみんなの手間となってしまって、オペレーション担当もやる気を無くし、
うまくいかず、、、という状況に陥りがちでした。
さらに自分の仕事の時間も圧迫されて、
マネジメントの精度も悪くなると、チーム自体の危機になりうることもあります。
トップダウンは課題が単純であれば、有効な運営方法ですが、
オペレーションが複雑になると、改善が難しくなります。
ボトムアップなチームへ
ボトムアップの組織とは
オペレーションの担当者は、
嫌でも問題にぶち当たって、情報の更新がされます。
この情報をもとに改善の”仕組み”を組み立てる、これがボトムアップです。
ボトムアップができると
- 問題点の仮説が立てやすく、
- 仮説から根拠の分析ができ、
- 課題の精度を上げることができます。
課題の精度が高まれば、問題解決の頻度も高まります。
私のボトムアップへのチャレンジ
前述のような失敗が重なっていたので、
情報のアップデートはしてたつもりですが、
実はAさんは〇〇が得意、Bさんは〇〇が苦手など、
フレッシュで粒度の小さい情報は常に更新されています。
さらに、オペレーション側は常に繁忙しているので、
ゆっくり情報を仕入れたり、分析したりといった猶予もないため、
仕方なく経験と古い情報でPDCAを回している状況でした。
そこで状況を打開すべく、
改善のサイクルをオペレーションで完結できるように、
取り組みの意思決定をオペレーションレイヤーまで落とし、
フレームワークを整えることとしました。(少しの覚悟も決めました)
ボトムアップはやりがいに繋がる
「安定するまで、担当者は専任にする」
「事後承認で良いのでレポートする」というルールで、
アップデートされた情報で運用変更を許可しました。
そうする事で、マネジメントレイヤーの許可や指示を待たずに、
コンパクトに数多くPDCAサイクルを回せます。
成果としては、業務や業績の改善に繋がりましたが、
一番大きい収穫は
チーム全体から担当者への承認機会が増え、フォーカスも当たりやすくなった為、
積極的にベストプラクティスを共有し、ナレッジ化する動きが強まったことです。
(ドヤの循環)
指示を受けてする仕事より、自分たちで工夫する仕事の方が、
楽しいのは当たり前ですが、なかなか実感も難しい職場であったため、
意思決定を任せることで、仕事の「やりがい」を見出せてもらったのは、
リーダーの自分としても貴重な経験となりました。
まとめ
やらされる仕事は回さないと回りませんが、
やりたい仕事は回さなくても勝手に回っていきます。
リーダーが頑張らなくても、みんな頑張っているチームは
意思決定が適切にされていて、
ボトムアップがやりがいに繋がっている組織かもしれないです。
みなさんのチームはどうですか?
以上、みなさんの人生の判断材料となれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。