生活のこと

『ファイトクラブ』に学ぶ生きる意味

一番好きな映画は迷うことなく「ファイトクラブ」です。
ブラッドピットが一番カッコ良い映画であるのと同時に、
現代を生きる男共に、最高の漢を見せつけてくれる映画でもあります。(魁!)

人間としての本当の魅力とは何かを教えてくれて
5回以上見てまだ影響を受ける良い映画なので、
何が良いのかを、ネタバレなしでシェアしたいと思います。
※もちろん女性が見ても良い映画です!

  1. とりあえずファイトクラブ見て!

主人公”僕”は普通の人=私たち

主人公はなんだか頼りなさそうなサラリーマン。
上司に怒られて、好きでもない仕事をしながらも、
収入もそれなりにあるし、お気に入りの家具に囲まれて、
現代人にはよくある、良い暮らしをしている”大人”って人です。

タイラーとの出会い

主人公は飛行機でたまたま出会った、タイラー・ダーデンと意気投合します。
人柄は横暴で、マナーもないし、悩みもなさそうないわゆる自由人。
主人公とは真逆の人物です。

彼と出会ってから、主人公の生活はガラッと変わります。
爆発で家が無くなり、家も家具も全てがボロボロで
主人公との価値観とは真逆にあるタイラーの家へ住むこととなり、
夜な夜な素手で殴り合う「ファイトクラブ」という会員制の組織を作ります。

ファイトクラブで変わる主人公

なぜ殴り合う?
だって最高じゃん!
って多分男性にしかわからないかもしれないのですが、
主人公はサラリーマンの生活を切り崩しながら
その組織の活動にのめり込んでいきます。

体はバッキバキのマッチョになり、
性格もタイラーに寄って横暴になってきて
今まで怒られっぱなしだった上司を脅す始末。

そして主人公とタイラーは「ファイトクラブ」のカリスマとして
破滅的な生活を続けていきます。

タイラーによって主人公は変わっていきます。
嫌々でも、タイラーの美学を否定できないから。

タイラー・ダーデンの美学

タイラー・ダーデンのブラッドピットは、
男性から見てもすごくセクシーでカッコ良いです。
そして憧れに近い感情になります。

なんでそんなに魅力的なのか?

タイラーは、自分で形成した価値観の中でのみ行動します。
そんなタイラーの美学からでる一言一言に、現代に生きる人は気づきを得ます。
それが自分にないもの=魅力、となって私達の感情を揺さぶってきます。

タイラーのセリフに学ぶ、生きる意味

お前は物に支配されている。
我々は消費者だ。ライフスタイルに仕える奴隷。

私たちの価値観は、巧みに仕掛けられたマーケティングの魔力で、
いつからか、他人が作った価値観に置き換わっています。

なぜそのブランドが好きなんですか?
なぜそれをしているんですか?
みんなと一緒が安心ですか?
みんなに褒められるのが安心ですか?
あなたの価値ってなんですか?

他人の価値観の上に成り立たせた自己肯定。
それはすごく脆くて、崩れた時に虚構の人格だと気付かされます。
自分の価値観は自分で作る。
当たり前ですが、現代人はなかなか気づけないです。

 

明日はレイモンドの人生で最高の日になる

コンビニ働く獣医を諦めた冴えないレイモンドに
「明日から獣医の勉強をしないと殺しに行く」と銃口を向けて脅した後に、
やりすぎだと主人公に咎められながら言ったセリフです。

実際にレイモンドは翌日から勉強をし始めて獣医を目指します。
そのレイモンドはすごく充実してそうで輝いていました。

本気になれる、なりたい自分探して頑張ることは人生を輝かせます。

私は色々妥協して大人になった人間ですし、
本当になりたかった自分ってなんだったのかも忘れてしまいましたが、
明日死ぬとしたら、後悔するかしないかで物事を判断するようになりました。

 

苦しみと犠牲が尊いんだ。痛みから逃げるな。人生最高の瞬間を味わえ。

主人公がタイラーに焼きごてをくらいながら言われるセリフ。
狂気的なシーンなのですが、個人的には一番好きなシーンです。
人生は苦難を乗り越えた時が人として最高な瞬間で、
悩んで苦しんで生きるのが最高の人生の生き方なんだと捉えています。

仕事をするにあたって衝突も辞さない姿勢になったのは、このセリフがきっかけです。
自分を追い詰めるような事なったとしても、貫く強さを得られた気がします。

まとめ

映画自体、すごく捻られてて面白いです。
でもそれ以上にタイラーのキャラが濃すぎて
男女問わず人生の価値観変得てしまうくらいの影響のある映画だと思います。

あなたはなんのために生きてますか?

これの答えがこの映画にはあると思います。
ご覧になってない方は、是非見てみてください。

 

以上、みなさんの人生の判断材料となれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。